技術紹介

熟練の技
秘密の熟練の技の一例をご紹介します。

三津家顧問は、プロとしての基本をNEC技能者養成所で学び、卒業と同時に神奈川県代表として抜型(金型の手仕上げ種目)の技能オリンピック選手として活躍されました。現在は熊本に帰り、県ものづくり工業会顧問や県立工業技術短大の実技非常勤講師、また技能検定委員などを歴任、平成3年『現代の名工』に選ばれ、平成11年高度熟練技能者、平成17年黄綬褒章を受章されました。


当社は、線引きダイスの穴拡大・内面磨き加工からスタートし、現代に引き継がれています。工作機械では出来ない技術がそこにはあり、材料の特性・性質・ピンの材質、成形・研磨剤の粒径・量など、長年の経験で培われた技術がミクロン単位での調整を可能にしました。
幅広い加工
当社は超硬の線引きダイスから始まり、お客様の要望に応えスチール、樹脂、セラミック、PCDと幅広い素材の加工を行っております。
写真1は基礎技術の構築用に、スチール、銅板、超硬、セラミック、PCD等の異材種を一度にロウ付けしたものです。それぞれの物性の違いから通常の方法ではロウ付けは非常に困難ですが、 加工ノウハウの蓄積により可能となりました。

            写真1.異材種ロウ付け品

写真2は熟練工の手による超小型バイスです。技術構築中に遊び心から作られました。この様に、常に好奇心を持ち、新素材にも臆することなくチャレンジ精神で挑戦します。

    写真2. 超小型バイス
あくなき技術への挑戦
ナカヤマ精密では、焼結ダイヤモンドを使用した精密部品製造についての技術研究を継続的に行っています。
特に、焼結ダイヤモンドがロウ付け接着されるメカニズムを、大学や産業技術センターと共に研究調査を行っており、強度の保証、欠陥の早期発見に役立てるよう更なる努力を積み重ねています。
あくなき技術への挑戦と、製品品質への反映にぜひご期待ください。